町屋はとこ「またあした」
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木下はサラリーマン。仕事中倉庫の荷物が崩れてくるが、それを救ったのは運送業者の間中だった。足を怪我してしまった間中に、木下はお礼を言いたいと思っているが、チャンスをつかむことができず電話を待ち続ける。待ちに待っていた間中の電話に飛びついた木下は、怪我をサポートするということで、間中の家に上がり込む。間中にごちそうしてもらった木下は、「明日は俺が作る」と宣言する。対して間中は、「また明日一緒に作りましょう」と提案する。「ビーボーイゴールド」などに掲載された作品を集めた、筆者初の単行本。
いやー、しっかり「男」を描いているのがいいんですね。顔は少々顎長人ですが、筋肉の付き方や姿勢の取り方が非常に自然なんですよ。表紙からして「これは…」と思わせる魅力があります。これはきちんと教育を受けているか、あるいは男性の肉体を相当観察していると見ましたよ。男性の描き方に嘘がない(漫画的な、BL的な誇張がなされていない)ということは、それだけである種の迫力を持ってきます。
もう一つ注目すべきは受のオトメっぷりですね。木下は間中への思いに気付くと、だんだんとオトメ化していきます。ついには「孔に入れて」とか言いだしてしまいます。そんな男いるかー! と叫びたくなってしまう人もいるかもしれませんが、そこはちゃーんと納得できるように描かれています。なんたって間中はしっかりした考えを持った社会人で、ガッチリした肉体を持ち、積極的に仕事をやってバリバリ稼いでいます。「男」として強い魅力を持っていて、高い甲斐性を持っているのですね。間中はすっげー「いい男」なんです。こういうキャラは人気の作品にも出てきますね。そう、「ハチクロ」のローマイヤ先輩です。ローマイヤ先輩に男連中がみんなキュンとしたのと同じく、間中は男から見ても魅力的な存在に映ります。This Charming Manって奴っすか? 木下が惚れてしまって、「掘って」と言い出すのも分かるというものです。しかもガマンできなくなるとケモノのように襲ったりしますし。きゃー!
しかも肉体描写がリアルなように、セックスの描写もリアルなんですね。カチカチになったペニスを挿入するときの描写の生々しさ! 身体を重ねる時の構図の正確さ! これは男性向けからの影響なのかもしれませんが、相当なエロさを持っています。
残念ながらそのリアリズムとオトメっぷりの同居が、ちぐはぐに見える感があります。皆さんの感想を見ると、セックス描写と肉体描写が妙にリアルで気になったというものがちらほらありますね。なのでそのあたりは改善の余地があるといえましょう。しかしオトメっぷりもある種のリアリズムに基づいていることは確か。そして「男にとっても魅力的な男」を描いていることは、非常に重要なことではないかと思います。次回作も非常に期待大です。
リブレ出版
2006年11月10日発行
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コメント
ご無沙汰しておりマッス!(´▽`)ノ
shite blog 管理人 shiteです!
この作品何だかんだで、読み返してたりするお気に入りだったりします。ココまでしっかり描けてると、返って読み応えを感じてしまいます。
特に【ゲイスマイル】見たさに。(笑)☆*.゚+.(*´∀`)
ではでは、お邪魔しました。
TBありがとうございました!
投稿: shite | 2007年6月17日 (日) 18時30分
こんにちは。
ほんと受けがみんな乙女でしたねこの本。
特に一番最初が…なのにその乙女ぶりに反して「イチモツ」とか「孔に」とか言っちゃうし(笑)
私もあそこよんだとき「こんなこと言う男おるわけないやろ!」と突っ込みそうになりました(笑)
なんだかこう不思議とひきつけられる魅力のある漫画家さんです。
次回作が楽しみですね
TBさせていただきました
では、また!
投稿: Jura | 2007年6月20日 (水) 12時57分